SUPER RUGBY 第6戦 WARATAHS戦 (WEEK 8)

4月7日、土曜日に第6戦 (Week 8)のWaratahs戦が秩父宮で行われた。ここまで5戦戦って0勝5敗ボーナスポイント2のみ。惜しい試合もいくつもあったが、点差の離れた試合もいくつもある。いつものように試合はテレビ観戦だが試合開始5分前だというのにバックスタンドの空席が目立つ。ホームゲームなのに試合を重ねるごとに観客数が減少。ついにこの試合は1万人を切ってしまったようだ。ここまで勝てないとファン離れも加速してしまう。かく言う私も前回チーフス戦もテレビで観戦したが試合内容にがっかり(正確には腹が立ち)してブログを書く気をなくしてしまった。

試合は残念ながら今回も29-50で敗戦。敗戦はしょうがないが試合内容が気になる。毎度のようにラインアウトではミスがあり、そのミスの後に失点をする。前半敵陣22メートル付近でペナルティーを獲得した時はタッチに蹴ってラインアウトではなく、あえてスクラムを選択していた。しかし、後半では敵陣22メートル以内で獲得したペナルティーでタッチに蹴ってその後のマイボールラインアウトを獲得できずチャンスを潰してしまった。風の影響もあるがただでさえ獲得率が低いのならスクラムから攻撃することもできたのではないかと考えてしまう。またチーム全体のディフェンスは良い時間帯と悪い時間帯があったように見える。良い時間帯ではしっかりとゲインラインで止めることができていたが、悪い時は簡単にゲインラインを超えられディフェンスが淡白に感じられた。特に心配なのは11番のウィング、レメキのディフェンスだ。彼のアタックは素晴らしい。これは文句のつけようがない。ただ彼のディフェンスはサンウルブズのウィークスポットになっていると思う。この試合でも彼はタックルに入る機会が何度もあったのに入らず簡単に抜かれるシーンがあった。また彼が内側の選手に詰めたせいで外が余ってしまいトライを取られるシーンもあった。タックルが苦手なのか怖いのかは分からないが、詰めるならしっかり詰めてそこで相手の攻撃を止めるか、トイメンの選手がきたらしっかりとタックルを入って止めて欲しい。それが出来なければ今後も失点を防ぐことはできないし、勝利もつかめない。同じウィングの福岡は5、6年ほど前になるが彼が代表でまだあまり試合に出ていない時期正直ディフェンスは全く良くなかった。彼のところでいつも抜かれピンチになるか失点になるような事があった。しかし、今の彼のディフェンスは素晴らしい。本当に成長したと思う。個人的には福岡のようにアタックも良いがディフェンスができる選手をウィングで使って欲しい。

良かった点は、12番マイケルがなんどもいいプレーをしていた。自陣10メートル付近からステップで相手ディフェンスを抜き、さらにハンドオフで独走、そこえ脳震盪の怪我から復帰した5番サムがしっかりフォローして最後のパスをもらいトライをした点。このように一人が抜けた後に他の選手がしっかりフォローしていけば得点につながる。マイケル自身がトライした点も素晴らしかった。タックルされた後に一度ボールを放して、そこから再度ピックアップしてボールをキャリーしてトライをした。
次回の試合は4月14日、来週土曜日のBLUES戦だ。是非ともディフェンスを修正してまずは1勝をして少しでも会場に来ているファンを喜ばして欲しい!

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