久しぶりのテストマッチ。相手は2019年ワールドカップでフィジーに勝ったウルグアイ。対するBrave Blossoms(ブレイブブロッサムズ)は先週のEmerging BlossomsがメインでNDSから昇格を狙うメンバー。初キャップも多いが、テストマッチなのでランキングに影響するから勝利は絶対条件。
ウルグアイもキャップ数の少ないメンバーがメインで、開始からウルグアイのペナルティが多く日本が敵陣で攻撃を続ける。しかし、日本のミスが多く点が取れずに波に乗れない。相手が強ければ取れるところで点を取らないと厳しい状態になるだろう。
ナンバーエイトのタタフは突破力が魅力だが試合開始から前半だけで三度ノックオンがあり、こういうテストマッチでは一つのミスからピンチになるのとチームの指揮が下がるので一度二度はしょうがないが、三度となるとワールドカップで試合に出るのであればこういう所の精度を上げてほしい。
スタンドオフの田村も、しっかりペナルティでタッチに出す所は出さないと勝てる試合も勝てなくなる可能性がある。
試合は34-15で勝利をしたが、少し物足りない様だったかと思う。積極的に攻めるのは良いが、ボールを雑に扱うのは気を付けないといけない。チームとしてのディフェンスは良かったと思う。ラック周りなどはダブルタックルでしっかりと止め、相手のゲインを許さず、最終的に相手のミスでプレーが切ることもあった。ただ、強いていえばゴールラインを背負った際にも落ち着いてオフサイドをせず、同じ様にディフェンスができれば尚良いと思った。
このチームから次の試合でも見たいと思ったのは、フッカーの堀越、ナンバーエイトのタタフ、後半途中から出場したFWのラベマイ、BKの平選手たち。まずは、勝利をしたことだ大事で、次のウルグアイ戦、そして、フランス戦とチームの精度をあげていってほしい。

*写真はラグビー日本代表Facebookページより