SUPER RUGBY 第7戦 BLUES戦 (WEEK 9)

前回Waratahs戦ではディフェンスが崩壊して50失点してしまったが、29点取れたのは良かった点だと思う。
今回第7戦 (Week 9) は4月14日土曜日、秩父宮でBlues戦が行われた。毎度の事だが試合を重ねるにつれて観客数が目に見えて減っていくのが悲しい。

今回の試合では5番にハッティングが入った。前回からメンバーが変わったのは彼のみ。メンバーが固定されてきたことによってチームの連携が高まることが期待できた。特に彼はサンウルブズで唯一2メートルを超える選手でラインアウトが弱点のチームにとっては彼が入ったことによってスローワーの堀江も助かったと思う。

試合内容は前半30分までは本当に良かった。ディフェンスは今までの試合で一番良かったと思う。相手の得点も1トライに抑え、ロースコアーの試合展開になっていた。残念なのはイエローカードが相手側に出ていた時にトライを取れなかった点。もう少し点を稼ぐことができれば試合内容は変わっていたかと思う。後半に入りペナルティーが増え、更にディフェンスが悪くなっていった。その時間帯に2トライ以上取られ簡単に逆転され、点差を広げられてしまった。15番の松島がタックルを何度か外されたという理由で途中交代されていたが、全くこの交代には納得できない。11番のレメキは相変わらずディフェンスが全くできず、14番のマシレワも簡単にタックルを外されるし、詰める必要ないところで詰めたことによって外が余るという展開を作ってしまった。勿論、最後のディフェンスである松島が止めることに越したことはないが、すでに数的有利になっている状態でタックルを外されてしまうのは彼の責任ではないし、選手を変えるなら両ウィングを変えて欲しい。監督によって好き嫌いはあるかもしれないが、アタックができるだけの選手を使うよりもディフェンスがしっかりできる選手を選んで欲しい。また、9番流の単調な球出しも気になる。リズムが良い時はそれでも構わないが、すこし変化をつけてラック、モール周りのディフェンスが少し躊躇するような動きがあっても良いかと思う。

良かった点はハッティングが入ったことによってラインアウトが劇的に改善された点。相手ボールでも競い合ってクリーンキャッチをさせない場面があったし相手がミスをする点もあった。残念だったのはラインアウトを獲得した後にノックオンなどミスがあった点。これは連携ミスでありあってはならない。
7番のラブスカフニも本当に良かった。タックルも良いし、ラックからジャッカルを決めてターンオーバーしたり、ラックで相手がボーする話さずペナルティーを誘うなど彼のプレーがゲームを引き締めていた。地味なプレーだがFW経験者としてはこういったプレーヤーが一番好きだ。この二人の活躍があったので初勝利への淡い期待をしてしまったが、まだまだそんなに簡単ではなかった。次は4月21日場所はNZで強豪Crusaders戦だ。まずは組織でのディフェンスをしっかりし、スクラム、ラインアウトなどのセットプレーは最低限マイボールはミスなく供給して欲しい。

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