5月19日に対Stormers戦が香港で行われた。この試合はライブ中継で見ることができなかったのでレビューを書くのが遅れてしまった。
結果はサンウルブズ初の連勝!試合は後半ロスタイムに10番パーカーが利き足ではない、右足でドロップゴールを決めるという劇的な幕切れ。香港で行われた初のスーパーラグビーの試合で会場にいた観客は大いに盛り上がったと思う。残念なのは香港セブンズは大変人気があり、会場もこの試合と違い大キャパシティのスタジアムで行われて多くの客が入るがこの試合では数千人の客が入る小さなスタジアムで行われたこと。次回はもっと大きなスタジアムで試合が行われ客席も埋まるようになってくれることを期待したい。アジア唯一のチームであるサンウルブズが日本だけでなく、アジアでの認知度、更に人気が上がればアジアでの競技人口も増えていくのだと思う。
試合内容は、パーカーはコンバージョン、ペナルティーゴール難しい角度、距離などもある中全て成功させた。前回の試合でも好調であったチームディフェンスは80分間しっかり出来たのが試合に勝てた要因だと思う。セットプレーも安定し、5番ハッティングは2試合連続でPlayer Of The Weekに選ばれる活躍をしている。ウィングの福岡も本当に良かった。彼がウィングに入ることによって外で抜かれることも減少し、彼がボールを持つと必ずゲインをきり、チャンスを広げてくれる。スーパーラグビーも後半戦に入り、サンウルブズはチームとしての成熟度が増してきた。気になることは最初のトライを取られたシーンでのフルバック松島のディフェンスだ。あれはしっかりタックルにいっていれば止めれたと思う。また止めなければならない。彼はもともと体の大きな選手ではないのだからどこへタックルして止めなければならないのか考えるべきだと思う。また2つ目のトライを取られたシーンでも松島のディフェンスが淡白だったと思う。最後までしっかりチェイスができていれば、相手チームもインゴールでボールをグランディングできていなかったかもしれない。
残念なのはこの試合を機に6月の日本代表ブレイブブロッサムズの試合がある為、大量の選手が離脱する。チームの連携がまたうまくいかなる可能性があるのが残念だ。
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