先週に続きウルグアイとの第2戦。前回の試合はNDSメンバーが中心で、今回は代表メンバーの初戦となった。
試合開始のキックオフでウィングのフィフィタがキックオフレシーバーにナイスタックルをした。これによってメンバーの士気が高まったと思う。
スクラムハーフは、齋藤が先発でテンポ早く日本のラグビーにあっていると思う。現時点でのファーストチョイスは齋藤ではないか。
フルバックの先発は野口だが、身長は山中などに比べて低いが、ハイパントの正確性、更に自らキックしたボールを取りに行き2度ともマイボールできたのが素晴らしい。
スタンドオフでは山沢。ゲームコントロールという面では良かったかと思うが、プレースキックの正確性、そしてペナルティーからのタッチキックはもう少し距離を出してほしい。
チームとしては、モールを押されるのが心配だが、フォワードのディフェンスがしっかり低く入ってゲインラインを切らさずしっかり止めている。バックスもラインディフェンスがしっかりしていて、特にセンターのライリーのディフェンスは素晴らしかった。アタックでもスピードを生かしてトライを取り今回の試合でのMVPはライリーかと思う。
全体としては、前半20分過ぎから反則が多く、更にミスも重なり停滞する時間があったが、相手がウルグアイであったから点を取られずにすんだが、上位国にああいう時間があると一気に責められる可能性がある。後半から入ったフレッシュレッグの選手もあまり良いインパクトを与える事ができなかった。フランカーの古川、スクラムハーフの中嶋はゲームチェンジという意味では物足りなかった。むしろ選手が変わった後に、ペナルティが増え流れが悪くなってしまった。ワクァはフランス戦ではもう少し長いプレー時間をみたい。試合は43-07で勝ったが出来ることなら最後まで規律を守りながらディフェンスをして、失点を0に抑えてほしかった。フランス戦は厳しい戦いになると思う。相手はキャップ数の少ない選手がメインなので、是非とも勝ってほしい。
試合開始前に雷雨があったせいもあるが、15000人ほどのキャパのスタジアムが埋まらないのは残念だ。今一度チケットの値段、会場のチョイスなど(九州ではラグビー人気が高く、良いスタジアムもたくさんある)をラグビー協会は考えてほしい。次週トヨタで行われるフランス戦は是非満員になってほしい。